西村京太郎

トラベルミステリーの大御所中の大御所「西村京太郎」。

私が高校生の頃、両親の本棚に並んであった多数の本の中に「寝台特急殺人事件(ブルートレイン殺人事件)」があった。

それまでは一般的な文学小説や普通?の小説を読んでいたが、恐らく初めて殺人事件のような小説を読んだ記憶がある。

鉄道の時刻や路線や乗り換えなどを利用したアリバイトリックに高校生ながら衝撃を受けた記憶がある。

それ以降、本棚にあった他のトラブルミステリーの小説を全て読み漁った。

特に「十津川警部シリーズ」は2時間ドラマとして良くテレビでも流されていて、西村京太郎自身を知らなくても、このドラマは見たことがあるという人は多いのではないだろうか。

私も両親がこのシリーズが好きだったからか、一緒に見ることも多く、自然と好きになっていった。

西村京太郎本人は見た目は可愛らしい感じのおじさんだが、何の番組だったか自宅で楽しそうに電車模型で遊んで?いたのを覚えている。

それはまさに鉄道好きな少年のようだった。

確かに日本は交通網も発達しており、色々な方法で目的地まで行けるが、トラブルミステリーだけでこれだけのトリックを考え出せるのは本当にセンスがあるのはもちろんだけれど、勉強熱心なのだろうなということは容易に想像がつく。

本人自身が実際に電車に乗って現地に足を運んだり、時刻表を睨めっこをしているということも聞いたことがある。

これだけの素晴らしい作品を世に出すには努力は欠かせないのだということを教えられた。

ただ、私のような一般人は努力しても無理なものは無理な部分はあるので、そこは西村京太郎自身がもつ優れたアイデア・センスというものも間違いなくあるだろう(私の努力が全然足りていないというのも否めないけれど・・)。

鉄道などの時間トリックだけではなく、登場人物の個性もそれぞれよく分かるように設定されていて、その上、文章が非常に読みやすく、常にワクワクしながら本を読み進めることが出来る。

トラブルミステリー以外の小説ももちろん書いているが、やはり西村京太郎とイコールになるのは鉄道系のミステリーだろう。

そんな西村京太郎も今年2022年3月3日に逝去してしまった。

いつか時間とお金に余裕が出来たら、自分が読んだ十津川シリーズに出てくる列車で色々旅をしてみたいと思う。

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